本記事では「PEライン同士の結束方法」について解説します!
PEラインは感度が良く、細糸で高い強度を持つことから多くのアングラーから支持されています。
しかし一方で繊細がゆえに風や擦れには弱く、高切れや絡みといったトラブルが起きやすいのも特徴です。
釣りをしている最中にPEラインが切れてしまうとガッカリ・・・。
この記事では
「PEライン同士を結束させても良いの?」
「どんな結束方法が良いの?」
といった釣り初心者の疑問やお悩みを解決いたします。
メリットやデメリットについても、分かりやすく解説いたしますので
是非最後までご覧ください!
PEライン同士を結ぶ方法3つを紹介!
PEライン同士の結束はリーダー結束よりも強度が劣ります。
どちらもしなやかで、摩耗には弱いライン同士の結束ですから抜けやすく
高切れの可能性が高くなるため注意が必要です。
やむを得ずPEライン同士を結束させる場合におすすめのノットを3点紹介します。
FGノット|もっとも定番な強度の強い結び方
1つ目は結束の定番、FGノットです。
リーダーとの結束では定番ですが、PEライン同士の結束でも強度は高い方でしょう。
- PE本線と継ぎ足しPEラインをハーフヒッチします。
これは仮止めの役割になります。
- 軽く水分を付け継ぎ足しPEとPE本線、継ぎ足しPEの余りの3方向から引っ張ります。
結束部がやや色が変わり、硬くなればOKです。
- PE本線と継ぎ足しPEの余りを5回ほどハーフヒッチします。
不安な人は10回ほどやってもOKです。
- 最後はエンドノットを施して完成!あまり部をライターで軽く焼いてもOK。
FGノットのメリット
- 結束強度が高い
FGノットのデメリット
- 結束が難しい
SCノット|最近注目のFGノットに劣らない結び方
2つめは近年、注目を集めているSCノットです。
FGノットよりも簡単で強度もFGノットより5%程度高いです。(条件により変動はする)
- PE本線を2つ折りにして、継ぎ足しPEに重ねます。
- PE本線を継ぎ足しPEに25~30回ほど巻き付ける。
※何度かやって抜けがある場合は40回ほどに増やしてください。
- 継ぎ足しPEの端をPE本線の輪に入れます。
- 軽く水分を付け継ぎ足しPEの端は口でくわえ、本線PEと端線はゆっくり手で引き
三方向に力をかけます。
- PE本線と継ぎ足しPEを増し締めし完成!
※不安な人はハーフヒッチを施しても良いでしょう。
SCノットのメリット
- 結束強度が高い
- 強い割には結束手順が簡単
SCノットのデメリット
- 多少FGノット等に比べ結束部が大きい(ガイド抜けが悪い)
SFノット|少し強度は劣るが簡単に結べる!
摩擦系ノットの定番SFノット。
FGノットよりも手順が少し簡単です。
- 本線PEラインの先端を口でくわえてラインを張り、本線PEラインの上に継ぎ足したいPEラインを重ねます。
- 継ぎ足したいPEラインをPE本線の下側(口でくわえている側)の方向へくぐらせながら編み込みます。
- 上・下と手順で1セットとカウントし、これを15セット続ける。
- 継ぎ足しPEの端線でループを作り、本線に5~6回巻き付けてからループを通す。(ユニノット)
- ユニノット部と編み込み部に軽く水分を付けてゆっくりと引き本締めで完成!
※不安な方はハーフヒッチを加えても良いでしょう。
SFノットのメリット
- FGノットよりも簡単
SFノットのデメリット
- FGノットよりは強度が劣る
下巻きでPEライン同士を結ぶ時は「電車結び」がおすすめ!
ここまでは実際に使用する部分のPEラインの結束について解説しましたが、
下巻き部分のPEラインの結束であれば電車結びで良いでしょう。
理由は、よほど大遠投しなければキャスト時に実際に放出することはまずないので
負荷がかかりにくく結束強度は必要としません。
ただしフロロカーボンやナイロンの時と違い、とても細いラインですから電車結び時のユニノット部の巻きつけは10~12回行いましょう。
緩みが格段に減ります。
PEライン同士の結び方|まとめ
それではPEライン同士の結束について要点をまとめたいと思います。
- PEライン同士の結束はリーダー結束よりも強度が劣る
- FGノット・SCノット・SFノットがおすすめ
- 下巻き部の結束は電車結びでOK
PEライン同士の結束はあくまで「その場しのぎ」ですが、とっさの時にできるとトラブル時にも釣りを続けられるでしょう。
この記事が皆様のお役に立つと幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!