釣り糸のスタンダードと言っても過言でもないPEライン。
永久に使えれば最高なんですが、必ず寿命を迎えます。
釣行の頻度も人それぞれですから、ラインの寿命も人それぞれです。
ですがPEラインには交換の目安になる【サイン】が存在しますので、そのサインが出たら新品に交換しましょう。
本記事では
「結構長く同じPEラインを使ってるけど大丈夫かな?」
「PEラインのメンテナンスってどうやるの?」
というような釣り初心者の疑問やお悩みを解決いたします。
実際のメンテナンス方法も写真を交えながら分かりやすく解説いたしますので、是非最後までご覧ください。
PEラインの交換時期の目安は半年~1年がおすすめ!
結論から申しますと、PEラインは半年から1年で交換するようにしましょう。
釣りに行く回数や使っているPEラインも釣り人によって違うので、本来はPEラインの寿命は人それぞれというのが正解なのかもしれません。
しかしながら半年から1年経つ頃には、どんな高級PEラインを使ってもラインには劣化のサインが出ていることが多いのです。
交換時期が半年~1年をおすすめする理由を説明
新品の使い始めはコーティングされてツルツルしていたPEラインも、半年経つ頃にはそのコーティングは落ちていることでしょう。
そうなってくると、その状態でそのまま使っていても糸同士が摩擦しあってどんどん劣化を早めてしまいます。
ラインは消耗品だと分かっていても、高価なものですからそのまま使用してしまいたくもなります。
「糸が切れたわけじゃないし大丈夫だろう」という安易な考えが、せっかく掛かった大きな魚を取り逃がす大きな原因になりかねません。
1年以上使い続けるとどうなるか
結論から言うと1年以上使うと糸は本来の強度を保てず、切れやすくなります。
偉そうにいろいろ述べている言っている筆者も最初は右も左も分からないアングラーでした。
お金にも余裕が無く、1年以上は平気で使っていました。
ある時、長期間使ったPEラインを使用してルアーを巻いていたらものすごく大きなアタリにひったくられました。
合わせた瞬間に「プツーン」です。
今では一体何年使ったのか、1年半なのか2年なのか記憶にありません。
下手するともっと長期に及ぶかもしれません。
せっかく掛かった魚に糸切れで出会うことが出来ませんでした。
しかも!ケチったことやメンテナンスが行き届かなかった自分自身の責任で!
わざと捨てたわけではないけれど、ルアーや糸も海中に残すことになり本当に今でもあの悲しい気持ちは忘れません。
長持ちさせる日頃のメンテナンス
基本は水洗い
淡水での釣りも砂や汚れは必ずラインに付着しますし、海水での釣りは塩分がびっしりこびりつきます。
特に塩分は乾けば結晶化して、どんどんラインを傷つけます。
でも安心してください。
釣行後に水できれいに洗えば大丈夫です。
釣り場から家が近ければ家に帰って流水をかけ、洗い流せばよいです。
釣り公園にいれば水道があるかもしれません。
その水道で洗ってしまいましょう。
釣り旅行で遠征をして、水道で洗えないならばペットボトルの水を買ってでも洗い流してください。
それぐらい塩分を残すことはPEラインの大敵だと覚えましょう。
コーティングスプレーの使用
またPEラインはキャスト時の糸同士の摩擦やラインローラーを通るときの摩擦など、避けられない要素でも劣化してしまいます。
最初に施されているコーティングは、それによってどんどん落ちてきます。
そして結局コーティングは全て落ちてしまいますが、コーティングを長持ちさせるためにラインコーティングスプレーを使うのも大切です。
専用品の【PEにシュッ】もいいですが、釣り頻度の高い人は安価な【無溶剤のシリコンスプレー】でも問題ありません。
水洗い乾燥後にラインにまんべんなく吹きましょう。
交換時期かを見極める3つのチェックポイント
PEラインの交換時期は、この3つを目安にすればいいでしょう。
- 著しい毛羽立ち
- 高切れ
- 糸絡み
いずれもラインが劣化すればするほど起こりやすくなります。
毛羽立ちはどこからが著しいのか?と感覚的にもなってしまいますが、ラインのツルツル感が落ちて毛羽立っていたら寿命は間近です。
また、原因不明の高切れや糸絡みもラインが寿命を迎えていても多発します。
一刻も早く交換しましょう。
長持ちするオススメのPEライン
ここで、長持ちすると評判のオススメのPEラインをご紹介します!
シマノ ピットブルシリーズ
引っ張り強さや耐摩耗性、使用感の高さが最高評価の一番人気のPEライン。
4本撚り・8本撚り・12本撚りと各種揃っていて価格も比較的安価。
筆者もこのラインを使用しています!
ダイワ UVF モアザン センサー シリーズ
様々なシーンで使用でき耐久性があることから多くのアングラーより支持されるPEライン。
価格が高く高級PEラインの位置づけですが、買って損は無いPEラインです。
東レ シーバスPE パワーゲーム
コーティングが施されていない、いわゆるノンコーティングライン。
やわらかく繊細な釣りに向いています。
PEラインの交換時期まとめ
それでは「PEラインの交換時期は?」についてまとめます。
- 半年から1年で交換が必要
- 1年以上使うと、ラインは本来の強度を保っていない。
- 釣行後は必ず水洗いをする
- コーティングスプレーも定期的に吹く
PEラインは万全の状態で釣り場に向かいましょう。
きっといい魚に巡り合えるはずです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。