必ず劣化を伴う釣り糸。
その中でも使用者の多いPEラインは非常に細く繊細な糸です。
そのため、扱いが悪かったり外的な負荷がかかると劣化を速め簡単に切れてしまうようになります。
本記事では
「PEラインがよく高切れしてしまう」
「高切れしないようにするには、何をすればいいの?」
といった釣り初心者の疑問・お悩みを解決いたします!
写真を交えながら分かりやすく解説いたしますので、是非最後までご覧ください。
PEラインが高切れする原因はこの3つ
PEラインの高切れには必ず原因があります。
原因の代表的な3つについて詳しく解説していきます。
1. ラインの劣化
毛羽立っているPEラインです・・・。
これは、どうしても避けられない要素の一つです。
自分のことを【上手い】と思う人はなかなかいないとは思いますが、技術的な問題ではないと考えられる場合にまずはこれを疑いましょう。
特に釣行頻度が多くないと、ラインを長期間使いがちですが半年~1年でラインは寿命を迎えることが多いです。
高切れが頻発する前に、速やかに交換しましょう。
2. ライン処理の甘さ
ライン処理とは、キャスト後のたるんだラインを緩みなくしっかりとスプールに収めることを言います。
風が強くなくても、ラインは水流に流されて放出されますのでしっかりとテンションをかけて巻き取るようにしましょう。
3. ガイドへの糸絡み
肉眼で分かるような激しい糸絡みならすぐに気づきますが、意外にも気づかないような小さな糸絡みが発生していることあります。
そのままキャストすれば全てのガイドを抜けないわけですから、絡んだ部分に大きな負荷がかかり高切れするという事です。
特に釣り初心者の方は面倒でも、しつこいぐらいにラインが絡んでいないか都度確認しましょう。
高切れを防止する方法
釣りの経験値が高くなっても起きてしまう高切れですが、頻度を少なくする方法があります。
必ず覚えるようにしましょう。
釣行後の水洗い
ラインが劣化してしまう原因のひとつに、付着した砂や塩分があげられます。
砂の粒や塩分の結晶がそのままになっていると、どんどんラインは摩耗していきます。
釣行後に丁寧に水洗いすれば落とすことが可能ですから、必ず行いましょう。
ドラグ内に水がたくさん入るとグリスを落とす可能性がありますから、ラインだけを狙い手で軽く揉みながら洗うと良いでしょう。
サミングをしっかり行う
ラインが緩くスプールに巻かれてしまうと、キャスト時に糸が暴れるように放出されてしまいます。
そのため、スプールにテンションをかけた状態で糸を整列させなくてはなりません。
キャスト後に着水してすぐにリールを握った手の人差し指で行う方法や、逆の手を添える方法があります。
サミングやラインメンションと言われますので、あまり意識したことない人はしっかり学んで行うようにしましょう。
キャスト前に仕掛けがスムーズに落ちるのを確認する
ラインが風にあおられたりすると、知らないうちにロッドガイドにラインが巻き付いてしまっていることがあります。
このままキャストすると切れてしまう可能性が高くなります。
これを確認するのは非常に簡単で、キャスト前にベールを返したりベイトリールの場合はクラッチを切ります。
そこでルアーや仕掛けがスムーズに下方向に落ちてくるようならば、ガイドには絡んでいないと確認できます。
釣り歴が20年を超える筆者でも、面倒臭がらず毎度行っています。
高切れを防止するアイテム
高切れの防止にはあるアイテムも効果的です。
それが、コーティングスプレーです。
【PEにシュッ】などのPEライン専用スプレーはもちろんのこと、無溶剤のシリコンスプレーでもOKです。
これを水洗い乾燥後にまんべんなく吹くと、剥げかけているラインのコーティングが保護されます。
劇的に摩擦が減り、高切れも減ることでしょう。
まとめ
それでは「PEラインが高切れする原因は?」についてまとめます。
- 高切れの原因にはラインの劣化・ライン処理の甘さ・糸絡み等がある
- 水洗いはもちろんのこと、工夫で減らすことが出来る
- コーティングスプレーも吹き付けも防止策になる
少しの工夫やメンテナンスで、高切れは激減しストレスから解放されるでしょう。
ライントラブルの復旧に使う時間も減り、魚が釣れる確率も上がりますよ!
最後までご覧いただきありがとうございました。