PEラインに使用するコーティングスプレーはPEラインの摩耗を低減し、劣化速度をゆるやかにしてくれる頼もしい存在です。
しかし基本的には専用のコーティング剤は非常に高価で、PEラインのコーティングをやってみたいもののなかなか手が伸びないこともあるはずです。
ですが安心してください。
手ごろな価格の代替品でPEラインのコーティングが出来ます。
本記事では
「PE専用コーティング剤があるのを知ったけど、高すぎない?」
「代用できるって聞いたことがあるけどよく分からない」
といった釣り初心者の疑問・お悩みを解決いたします。
分かりやすく解説いたしますので、是非最後までご覧ください。
PEラインのコーティング剤はこれで代用できる!
結論から申しますと、専用のコーティング剤でなくても【KUREのシリコンスプレー】で代用が出来ます。
大変有名なメーカーですから、ホームセンターに行けば入手できることが多いでしょう。
なお、無溶剤系のシリコンスプレーであればKUREの物でなくても構いません。
\ PEにシュッより10倍安い! 代用品としてコスパ最強なのはこれ!/
普通のPEライン用スプレーとの違い
それでは、専用スプレーで代表的な【PEにシュッ!】と【KUREシリコンスプレー】の違いを表にしてみていきましょう。
品名 | 100ml価格 | 溶剤の有無 | フッ素の有無 | 速乾性 |
PEにシュッ! | ¥1,400 | 石油系 | 有 | ◎ |
シリコンスプレー | ¥112 | 無溶剤 | 無 | 〇 |
ご覧のように、通常のシリコンスプレーの方が10倍以上安い事がわかります。
それでは価格・性能等の違いについて詳しく解説していきます。
価格の違い
まず、価格が大幅に違います。
専用品という事もあるのか、100ml当たりの価格で13倍ほど専用品が高いです。
販売店により差はあるものの10店舗の価格を調査した平均値ですので、正確といえると思います。
溶剤の有無
溶剤とは、物質を溶かすために用いる液体と定義されています。
イメージしやすいのが、女性がマニュケアを落とす除光液ですね。
ツーンしたにおいを伴いますが、マニュケアをしっかり落とす溶剤です。
PEにシュッが石油系のスプレーで、シリコンスプレーが無溶剤系なのには驚きました。
専用品のPEにシュッは匂いも鼻を刺すようなこともないし、専用品とうたっているぐらいだから大丈夫だとは思います。
ですが、溶剤は樹脂とは相性は悪く樹脂を溶かす可能性があります。
専用品ですから、樹脂にも相性の良い溶剤なんだとは思いたいところです。
フッ素の有無
フッ素は、高価な歯磨き粉や屋外用の塗料などにも含まれています。
簡単に言えば汚れをはじきやすい性質がある成分です。
これはPEにシュッには含まれていて、シリコンスプレーには含まれていません。
単純に撥水性や汚れに対して強いのは、専用品ということになります。
速乾性
これに関しては正直、筆者の主観です。
現在は筆者もシリコンスプレーを使用していますが、昔は専用品を使用していました。
記憶によると、やはり専用品の方が早く乾いていました。
しかしながら、基本的には24時間は吹いた後に時間をおいて、乾いたのを確認してから釣行するようにしてください。
24時間あれば、シリコンスプレーも専用品も十分に乾いています。
シリコンスプレーを使う時の注意点
注意点は主に4つあります。
水分が乾いてから吹く
釣行後にラインもリールも水洗いするはずです。
水分が無くなり、乾いた後でないとスプレーが水にはじかれ糸に付きません。
必ずラインが乾いているのを確認してから吹きましょう。
\ PEにシュッより10倍安い! 代用品としてコスパ最強なのはこれ!/
まんべんなく吹く
150メートル・200メートルとラインが巻かれているわけですから、奥までスプレーが行き届くように吹きましょう。
ラインの糸が全体的に濃くなるのがまんべんなく吹けている目安です。
スプレー後もよく乾かす
スプレー前に水分を乾かすのと同様に、スプレー後も乾かします。
スプレー後にきちんと乾かさないとシリコン被膜ができる前に使用することになり、効果が無いからです。
なるべく屋外でスプレーを吹く
スプレーの成分は思いのほか広範囲に飛散します。
できるだけ屋外で吹いてから室内で乾かしましょう。
スペースが取れずやむを得ず屋内で吹く場合には、新聞紙等で厳重に床を保護しましょう。
それを怠ると、床がツルツルに滑り大変危険です!
Youtubeの参考動画URL
GTフィッシングが主戦場のyoutuberスカイグレイさんの動画です。
概要にもあるように、GTなどの大物釣りだけでなくPEライン全般にシリコンスプレーが有効だという内容です。
スカイグレイさんも言っているように、専用品でないものはとにかく安価なので【心おきなく】吹けますね。
またコーティングが落ち加減で多少よれてしまっているラインも、真っすぐになり新品に近くなった印象です。
この動画でも分かるように、十分代用できそうです。
まとめ
それでは、「PEラインに使うコーティング剤はこれで代用できる!」についてまとめます。
- KUREのものをはじめ、無溶剤のシリコンスプレーで代用可能!
- 多少成分に違いはあるが、価格はシリコンスプレーが13倍安い
- まんべんなく吹かないと奥まで浸透しない
是非シリコンスプレーを入手し、PEラインを保護してみましょう。
きっとラインも長持ちしますよ。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。