この記事ではFGノットと電車結びの特長や結び方の違い、それぞれのノットの強度について詳しく説明していきます。
PEラインとリーダーを結ぶノットでメジャーな存在のFGノット、初心者でも結びやすい電車結び。
電車結びはできるけどFGノットはまだ慣れていない人も多いのではないでしょうか。
本記事では
「FGノットと電車結びはどっちが強いの?」
といった疑問にお答えします!
FGノットと電車結びの違い
FGノットはリーダーにPEラインを編み込むことによる摩擦で結束強度を得る結び方です。
一方、電車結びはリーダーとPEラインそれぞれに結び目(コブ)を作って引っ掛け合うような形の結び方となります。
FGノットは今やキャスティング系の釣りには欠かせない、最もポピュラーなノットと言えるでしょう。
電車結びは釣り初心者でも結びやすい基本ノットの一つで、覚えておくと便利なノットです。
見た目(コブ)の違い
見た目(コブ)は大きな違いがあります。
FGノットはリーダーにPEラインを数多く編んでいきますので結束部は全体的に細長くなります。
結束部も小さくまとまるのでガイド抜けもよいです。
電車結びはリーダーとPEラインを結んでコブを作るので、結束部は短いですが丸く盛り上がった形になります。
ガイドに通して使う場合は抜けが良いFGノットがおすすめです。
強度の違い
FGノットは通常でも80%以上、焼きコブや補強を加えれば90%以上の強度を出すことができる非常に強度のあるノットです。
キャスティング系の釣りでは多くのアングラーが使っています。
一方、電車結びは結束強度が60%前後とFGノットに比べて強度は落ちます。
強度が落ちるとはいえ、通常サイズの魚であれば電車結びでも十分対応できます。
結束速さの違い
結束速さについては断然電車結びの方が早く結ぶことができます。
個人差はありますがFGノットの場合は3~4分程度かかりますが、電車結びだと1分程度で結べてしまいます。
- ナブラ発生時に仕掛けを変えてすぐに投げたい
- 急なライントラブルですぐに結び直したい
- 結ぶのに時間をかけたくない
このような時は電車結びが非常に役に立ちます。
FGノットは編み込む工程が多く、結ぶのにどうしても時間がかかってしまいますし、正しく結ばないとすっぽ抜けしてしまう事もあります。
電車結びは結束しやすい上に工程が単純なので、失敗なく結ぶことができます。
ラインの選択も重要
FGノットでも電車結びでも、リーダーとPEラインの組み合わせは重要です。
FGノットは太いラインになると締め込みに相当な力が必要になるので、素手で締め込むには限界があります。
一方、電車結びは細いライン同士だと強度が出せにくくなります、逆に太すぎるラインだと結びにくい上に、結び目(コブ)が大きくなりガイド抜けが悪くなります。
ラインの選択も重要なポイントです。
FGノットと電車結びの強さ まとめ
- 結び目はFGノットが細長、電車結びは丸いコブができる
- 強度はFGノットの方が強い
- 結束速さは断然電車結びが早い
- ラインの選択が重要
FGノットは覚えるまでに時間がかかりますし、結ぶのも簡単ではありませんが非常に強度の高いノットなのでビッグファイトには欠かせないノットです。
電車結びはFGノットほど結束強度が高くありませんが、早く結ぶことができるので急な対応が必要な時にはかなり役に立ちます。
シーンに合わせて使い分けることが釣果アップにつながります!