少し面倒な結束手段のFGノット。
プロアングラーの堀田光哉さんが考案した堀田式FGノットは、その手順が明快でFGノットを組む時のもっともポピュラーとして確立されています。
実際どれぐらいの強度があり、他のノットとどれぐらい差があるのでしょうか。
本記事では
「堀田式FGノットはどれぐらい強いの?」
「他のノットとどれぐらい差があるのかわからない」
といった釣り初心者の疑問・お悩みを解決いたします。
分かりやすく解説しますので、是非最後までご覧ください!
堀田式FGノットの強度はどれぐらい?
堀田式FGノットは非常に強固な摩擦系ノットです。
その強度は平均的に80%もあります。
しっかり頑丈に組めている場合は90%にまでのぼるという実験結果も!
これは、他のノットと比べてどれぐらいの強度なのでしょうか?
じっくり見ていきましょう。
通常のFGノットとの比較
堀田式FGノット:80%
通常のFGノット:80%
結束方法が非常に簡単な堀田式FGノットではありますが、通常の指に巻き付けて作るようなFGノットと構造が違うわけではありません。
ですから、同じぐらいの強度となります。
ただし、堀田式FGノットの魅力はラインを口でくわえてテンションがかかりやすいところです。
ラインがたるみがちな通常のFGノットで抜けや高切れがよく発生する人の場合、堀田式の方が向いている場合があります。
筆者の場合も、FGノットを組む際は堀田式ノット一択です。
是非堀田式でも結べるようにしておきましょう。
SCノットとの比較
近年、人気の高いSCノットと比較します。
SCノット:95%
堀田式FGノット:80%
SCノットの誕生で、少しずつシェアを奪われているのは事実です。
15%もSCノットの方が強度が高い残念な結果ではあります。
ただし、FGノットの魅力は長年の実績と安定感なのではないでしょうか?
紛れもなく使用者が一番多いノットですし、皆が慣れているノットなのです。
もし釣りを始めたばかりならばSCノットから覚えても良いですが、ベテランのアングラーが慣れてもいないSCノットをわざわざ覚える必要もないかとも思っています。
なぜなら、自分が一番うまく組めるノットでないと強度が出ないからです。
SFノットとの比較
元祖摩擦系ノットと言われているSFノット。
そもそもFGノットもSFノットから派生したノットともいわれています。
強度を比較してみましょう。
堀田式FGノット:80%
SFノット:90%
ただし、これにはやはり結束時の条件差もありますし同レベルに近いでしょう。
数値化してみると、なぜSFノットよりFGノットが人気か考えさせられます。
筆者の考えですが、SFノットが強いとは言われていますが進化したFGノットも生まれています。
SFノットにも何かしら弱点もあるのではないでしょうか・・・。
電車結びとの比較
堀田式FGノット:80%
電車結び:50%
そもそも対大物や強度を追い求め考案されたFGノットなので、電車結びと比較するとさすがに大差がありました。
ただし、電車結びはライトゲームやファミリーフィッシングでものすごく人気ですし使うシーンが違います。
ですが、この数値を見れば電車結びで大物を狙っている人がいれば今すぐにFGノットを覚えて切り替えてください。
たとえば、電車結びに防波堤でランカーサイズのシーバスがかかったら大ピンチです。
キングノットとの比較
最後に、こちらも最近話題のキングノットと比較しましょう。
シーンを選びますが結束が簡単で人気です。
数値化してみていきましょう。
堀田式FGノット:80%
キングノット:80%
キングノットも結束が簡単な割には強度が高いことで有名なノットです。
キングノットもなかなかの強さで、その強さはFGノットと同等であることが分かります。
ただし、現場で組みやすいのはキングノットと言われてはいますが強度は同じぐらいなので慣れたノットを選ぶべきだと思います。
堀田式FGノットの強度まとめ
それでは、本記事についてまとめます。
- 堀田式FGノットの強度は80%
- 通常のFGノットの強度は80%
- SFノットの強度は90%
- 電車結びの強度は50%
- キングノットの強度は80%
堀田式FGノットは安定して強い強度があり、他のノットと比較しても引けを取りません。
是非自信をもって使用し、大きな魚をゲットしてください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。