この記事ではSCノットが抜ける原因と、抜けなくするためのポイントについて詳しく解説します。
結びやすさと結束力の強さから人気のあるSCノットですが、結び方が甘いとすっぽ抜けの原因となります。
実際に使った人ですっぽ抜けた経験がある方もいるのではないでしょうか?
SCノットは工程が少なく簡単に結べてしまう分、失敗も多くなりやすいです。
本記事では
「せっかく結んだSCノットが抜けてしまう!」
「すっぽ抜けない方法は?」
といった釣り初心者のあなたの疑問・お悩みにお答えします!
SCノットが抜ける原因
SCノットはリーダーに2つ折りにしたPEラインを20~30回程度巻き付けて結ぶノットです。
慣れないうちは巻き付けている最中にリーダーが抜けてしまったり、締め込む時に抜けてしまったりすることがあります。
抜けてしまう原因としては巻き込む時の力が弱いこと、巻き込み時にライン同士が重なっていることが挙げられます。
巻き込み部を指で押さえてずれないようにすると、うまく巻き込むことができます。
また、すっぽ抜けを防ぐために焼きコブを作ることもポイントです。
締め込む時は3方向からゆっくり締め込むことでしっかりと力が加わり、抜けにくくなります。
ノットの強度を確保するための重要なポイント3つ
SCノットを結ぶ時に重要なポイントは以下の3つです。
- PEラインの巻き付け時にラインが重ならないようにする
- 締め込みは3方向から行う
- 結束部を濡らしてから締め込む
リーダーに2つ折りにしたPEラインを巻き付ける時にラインが重ならないように注意しましょう。
締め込みはリーダー本線、PE本線端線、リーダー端線を3方向からジワジワとゆっくり締め込みます。
また、締め込み時は唾液や水などで結束部を湿らせてから締め込みましょう。
締め込みすぎるとリーダーが傷んで切れる原因となるので注意が必要です。
また、焼きコブを作ることもすっぽ抜け防止に効果的です。
SCノット失敗を防ぐ便利ツールの紹介
SCノットの締め込み時は3方向から行いますが、PE本線とリーダーを指に巻き、端線は口にくわえる人が多いと思います。
しっかり締め込もうとして力を加えると指が締め付けられて痛くなったり、くわえているラインが滑って抜けてしまうこともあります。
そんな時に役立つのが締め込みアシストツールです。
アルミ合金の筒の表面に滑り止め加工を施した棒状のツールで、ラインが滑ることなく確実に締め込むことができます。
また、根がかりした時など、ラインを切る際にも使用できるので重宝します。
\ 手の怪我の防止にも!締め込み力UPですっぽ抜け防止に!/
SCノットに向いたラインの太さ
SCノットはしっかり結べば90%以上の強度が出るノットです。
しかし、使うラインの太さによっては強度が下がることもあるので注意が必要です。
例えばメバリングなどで使用するPE0.3号、リーダー1.5号といった細いラインの場合は締め込んでも強度が得られずすっぽ抜けやすくなってしまいます。
また、PEラインとリーダーの太さのバランスも重要です。
PEラインの太さに対してリーダーの太さはおおよそ4倍くらいが適しています。
SCノットが抜ける原因|まとめ
- すっぽ抜けを防ぐ為にゆっくりと締め込むことが重要
- PEラインの巻き付け時にラインが重ならないようにする
- 締め込みは3方向から行う
- 結束部を濡らしてから締め込む
- 締め込みすぎない
- 焼きコブを作ることもすっぽ抜けを防ぐために有効
SCノットは結ぶ手順がシンプルで結びやすいですが、締め込みにはコツがあります。
結束部を濡らして3方向からゆっくりと締め込んでいくことが、強度を出す重要なポイントです。
SCノットができるようになれば様々なシーンで活用できますし、アングラーにとっては強い武器になります。
この機会にSCノットを覚えて大物を釣り上げましょう。