フカセ釣りの大きな壁として「餌取り」の問題があります。
フカセ釣りのメインで使う「オキアミ」ではフグやアジ、カワハギなどのエサだけを取っていくエサ取りに取られやすいという欠点があります。
また、表層付近でこのような魚が沸いているような状態であるとまだ仕掛けが馴染んでおらず、エサがとられたことに気づかない場合が多くなってしまいます。
そのような状況になるといくら待っても釣れないことは明らかなので、このようなときの対処法を紹介していきます!
フカセ釣りの餌取り対策3つ
フカセ釣りの餌取り対策3つはこちらです!
2.サシエサを変える
3.仕掛けを重くする
それでは1つずつ詳しく解説していきます!
撒き餌の位置を変える
これは表層付近にエサ取りがいるときに有効な対処法です。
これは基本的なエサ取り対策の一つでサシエサではなく撒き餌の使い方による回避法の一つとなります。
まず、釣りを始める時にかなりの量の撒き餌をまくことがポイントです。
これである程度の量をまいておかないと表層付近ですべて食べられてしまい、狙いたいタナまで撒き餌が届かないのでバケツ三分の一程度は撒いてしまって大丈夫です。
ここで大量にまいておくことで、エサ取りよりも下の層に魚を集めることができます。
そして、釣りをし始めて仕掛けを投入する前に仕掛け投入ポイントより手前に一発撒き餌をまきます。
そこで表層の魚を集めたあと、狙うポイントに仕掛けを入れることでエサ取りを回避できます。
しかし、人が多くて撒き餌に慣れている魚は仕掛けの着水音で反応して寄って行ってしまうので、その場合は二発、三発撒き餌を撒いてより多くの魚を撒き餌のほうに集めましょう。
そのあと仕掛けが下まで馴染んだ後に狙うポイントに撒き餌をすると、エサを取られにくくなります。
サシエサを変える
多くの場合エサ取り対策で練り餌が使われます。
その理由は、オキアミよりも比重が重いため早く沈み、エサ持ちが良いからです。
オキアミだとどうしてもエサ持ちが悪いためよりエサ持ちが良い練り餌が使われることが多いです。
そのほかにも、コーンやムキミの大きめのエビなどが使われることもあります。
仕掛けを重くする
フカセ釣りでは本来ハリスを長くとり、おもりはあまり付けずに軽い仕掛けでコマセと同調させて釣ることが良いとされています。
しかしエサ取りが多い場合は仕掛けが馴染む前にエサがとられてしまうことが多々生じてしまいます。
そのためなるべく大きい浮力のドングリウキ、もしくは棒ウキで仕掛けに大きめのおもりを付けて一気に仕掛けを馴染ませてエサ取りを回避する方法があります。
この方法はよく自分も使う方法で、棒ウキに変更する場合が多いです。
棒ウキは仕掛けが馴染んだらウキがたってわかりやすいのでよく使っている仕掛けです。
どうしても餌取りがかわせない場合の対処法
どうしてもエサ取りがかわせない時の対処法は
ズバリ撒き餌をまかないことです。
これは最終手段ですが撒き餌撒いてしまうとエサ取りが沸いてしまうので、しばらく時間を空けてエサ取りを散らして仕掛けを投入してみましょう。
それでもエサ取りがひどい場合は違う場所に移動して再スタートする方が良いかもしれません。
しかし粘って釣りをするとチヌが来てエサ取りが逃げていきチヌが釣れだす場合もあるのであと何分して結果が変わらなかったら移動しよう、と考えるとよいかもしれません。
エサ取りが濃いすぎる場合にはチヌも寄ってきづらいので状況をよく見て判断しましょう。
まとめ
今回はエサ取りの回避方法について紹介しました。
特に夏の水温が高い時期は、エサ取りが活発なのでとても頭を悩ませる問題になりがちです。
フカセ釣りをする以上エサ取りの問題はつきものですので今回紹介した方法を試してみてください。
うまくエサ取りをかわせるようになると釣果アップも期待できるので、いろいろな方法を試して練習してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。