今回の記事は、ブリをそのまま冷凍するのはアリ?というテーマについて解説します。
ブリは、大きな魚ですが、上手に冷凍保存、正しく解凍すれば、最後までおいしく召し上がれる魚です。
この記事は
『ブリがたくさん釣れたけど、食べ切れないからお裾分けしよう』
『一度冷凍したブリは、パサパサして食感も悪いから嫌いだ』
など、大きなブリの保存にお悩みの方にオススメの内容になっています!
ブリの調理別冷凍方法から、解凍方法などわかりやすく説明してありますので是非とも最後までお付き合いください。
ブリをそのまま冷凍するのはアリかナシか?
ブリを冷凍保存する際、気を付けなければいけないのが、ブリの身に空気を触れさせた状態のまま冷凍するのは良くありません。
なので、スーパーなどで買ってきた場合でもパックのまま冷凍するのではなく、正しく下処理をして1個ずつ密封する必要があります。
なぜそのまま冷凍するのはナシなのか?
冷凍したブリを食べたときパサパサになっていたり食感がザラついたりする原因は冷凍保存するとき解凍処理するときに食品はダメージを受けてしまうことにあります。
解凍したブリをおいしく食べられる冷凍方法を紹介します。
解凍したブリをおいしく食べられる冷凍方法
- ブリの切り身、柵に軽く塩をふる。
ブリに軽く塩を振り、しばらく置くと水分が出てくるのでキッチンペーパーなど余分な水分をしっかり取り除くことで、解凍後のドリップを防ぐことができます。
- 切り身、柵を1つずつ空気に触れないように密封する
しっかり水分を取ったブリを空気に触れないようにラップで密封することで冷凍時の乾燥を防ぐことができます。
冷凍時に空気に触れると、その部分が乾燥してしまいパサパサになってしまう「冷凍やけ」
を起こしてしまいます。
- 出来る範囲で素早く冷凍する
しっかり密封できたら、できるだけ早い時間で冷凍してあげるのがポイントです。
冷蔵庫に急速冷凍機能が付いているなら活用しましょう
- 加熱処理、味付けをして冷凍する。
冷凍前ブリにあらかじめ味付けをしたり加熱処理をすることで、ブリの表面をコーティングできるので冷凍時のダメージを軽減することができます。
冷凍したブリはどれぐらい日持ちする?
水揚げしてすぐに内蔵処理をして業務用の冷凍庫で急速冷凍したのであれば別ですが、家庭用冷蔵庫の冷凍室であればどれだけ新鮮な状態から冷凍処理したとしても冷凍してから約2~3週間を目安に消費してしまうことをオススメします。
冷凍状態、解凍状況など環境次第で食中毒の恐れもありますので、解凍後よく確認してください。
確認するときのためにブリに切り身が痛み出してきた時の特徴をまとめておきましたので参考にしてください。
ブリの傷み具合の目安
- 切り身の血合いの部分が黒っぽく変色している。
- 口に入れたときにピリピリする
- 切り身にヌメリ気が出てきている。
- 食べたときに酸味が強い、酸っぱいにおいがする。
このような特徴が出てきていたら危険な状況ですので、もったいないと感じてしまうでしょうが処分してしまいましょう。
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オススメ解凍方法
冷凍保存したブリを解凍するのにオススメな方法を紹介します。
氷水解凍
氷水解凍は、生の状態で冷凍保存したブリを解凍するのに適した方法で低い解凍温度で解凍するためブリへのダメージも少なくドリップの放出も少ない解凍方法です。
やり方はまず冷凍してあるぶりの容器が丸ごと入るくらいの大きさの容器を用意して、その中に氷水を作ります。
その中にぶりを容器ごと入れて容器全体を氷水に浸けます。
浮かび上がるようなら皿などで上から抑え込んでください。
氷が解けるようならその都度氷を足してください。
流水解凍
流水解凍は水の温度で解凍していくので比較的早く解凍できますが、その分ブリへのダメージを与えやすくなってしまいますので注意が必要です。
解凍温度が高めですのでドリップも多めに放出してしまいます。
やり方はまず冷凍してあるブリの容器が丸ごと入るくらいの大きさの容器を用意して、その中に水を流し込んでいきます。
浮かび上がるようなら皿などで上から抑え込んでください。
注意点は、流水を直接冷凍容器に当てると、解凍ムラの原因になりますので水を受けている容器の底に流水を当てできた水流を全体に当て、均一に熱がかかるようにしてください。
冷蔵庫での解凍
冷蔵庫に冷凍してあるブリを移動させ解凍するやり方とても時間がかかってしまいますが手間がかからない方法です。
朝の出勤前や、就寝前にパッとやってしまえる解凍法です。
解凍時気を付けなければいけないのが、下の図のように食品が傷みやすい二つの温度層をどれだけ早く通過できるか、または、突入しないかが肝心になってきます。
それこそがブリをおいしく食べ切る極意です!
まとめ
- 大きなブリを全部食べ切る保存法を知っておこう!
- 使いやすい大きさの切り身にして一切れずつ密封して冷凍しよう!
- 冷凍する前に加熱処理、味付けをしておけば品質を維持しやすいうえに解凍するときも楽にできる!
- 生のまま冷凍したブリなら氷水解凍が最適!
- 解凍するとき食品が傷みやすい温度帯を知っておこう!
今回の記事は、ブリをそのまま冷凍するのはアリ?というテーマで解説させていただきました。
みなさまが美味しくブリを楽しめることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。