この記事ではFGノットの結び目に接着剤を塗った時の効果について詳しく説明していきます。
ライン同士の結束部に接着剤を塗ることを皆様も一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
本記事では
「塗ったことはあるけど効果が得られたかどうか分からない」
「実際の効果はどうなの?」
といった疑問にお答えします!
FGノットの結び目に接着剤を塗るのは効果があるの?
結論として、すっぽ抜けには一定の効果があります。(ここでいう一定の効果とは編み込みが甘いFGノットに接着剤を塗った場合のことを指します。)
FGノットはリーダーにPEラインを編み込むことによる摩擦で結束強度を得る結び方です。
編み込みが甘ければ当然すっぽ抜けが起こります、そこに接着剤を塗ればライン同士のすき間に接着剤が浸透してすっぽ抜けは無くなります。
ただし、この場合はすっぽ抜けにくくなるから結束強度が増すということではありません、ライン同士が接着されていることによる強度なので実際の強度とは異なるのでその点は注意が必要です。
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接着剤を塗ると強度UPには逆効果!?その理由とは
前項で説明した通り、接着剤を使って効果があるのは編み込みの甘いFGノットです。
そしてその効果は強度がアップしたのではなく、滑りにくくなったというだけなります。
(補足ですがここでいう接着剤は瞬間接着剤のように固まると固くなるものを指します。)
もし、完璧に結んだFGノットに接着剤を塗るとどうなるのか?答えは強度がアップするどころか強度が弱くなります。
その理由については事項で詳しく説明します。
強度UPの効果がない理由
FGノットは編み込みによる摩擦力で強度を得るのでラインが引っ張られ収縮することにより強度を発揮します。
結束部に瞬間接着剤を塗るとラインがカチコチに固まってしまい、ラインの伸び率が低下し本来の強度が得られなくなります。
結論としては接着剤を塗ることはすっぽ抜けの防止にはなりますが、結束力そのものが強化される訳ではありません。
しかし、例外として結束部の強化が見込めるアイテムもあるので次項で紹介します。
「ズルイんデス」で強度UPもできる!
数年前に発売されたジャンプライズの「ズルイんデス」、結束部に塗る接着硬化剤で液体プラスチックにUVライトを当てると硬化するアイテムです。
接着液とUVライトがセットになっており3年ほど前から販売されています。
ライン専用の接着剤で結束部の保護や強化のために使用します。
使い方や効果については事項から詳しく説明します。
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ズルイんデスの使い方
使い方はとても簡単で、結束部に接着液を付け、UVライトを4秒照射すれば固まります。
接着液は粘度があり、垂れにくいので使いやすいです。
UVライトを当てないと固まらないので、塗った箇所を伸ばしたり、塗りすぎた場合も拭き取りが可能です。
塗り固めた表面はツヤがあり、全体的にコーティングされた状態になるのでラインの保護にもなります。
結束部の質感が少し固くなるのでガイド抜けが気になる所です。
FGノットの結び目に接着剤を塗る効果|まとめ
FGノットの結び目に接着剤を塗る効果としては以下の通りです。
- すっぽ抜けを防げる
- 根本的な強度アップにはならない
- 専用接着剤を使えば保護や強化が期待できる
FGノットは覚えるまでに時間もかかりますし、正確に結べるようになるにも練習が必要です。
慣れない段階において、接着剤を使用するのも有効な手段のひとつです。
最終的にはしっかりとしたFGノットを結べるようになりましょう。
ズルイんデスのようなアシストツールも、釣りシーンや自分のステージに合わせてうまく使い分けることが大切です。