テンションフォールってなに?初心者向けに詳しく解説

エギングでアオリイカがエギに抱きつくのはエギをフォールさせている場面です。

シャクリで上手くアピールが出来てもフォール中のエギの動きが不自然だとイカは抱いてきません。

フォールは釣果に直接的につながり基本かつ最も大切な動作となります。

フォールを制する者はエギングを制すと言っても過言ではありません。

フォールの手法としては大きく分けると2通りがあります。

  • フリーフォール
  • テンションフォール

本記事ではこの2通りの中でも使用機会が多いテンションフォールについて解説をいたします。

 

目次

エギングのテンションフォールとは?

そのネーミングの通り、エギにテンションを掛けた状態でフォールさせるのがテンションフォールです。

フォールの際にラインが張った状態を想像して頂くと分かりやすいと思います。

エギのフォール姿勢に違和感が出ないようにラインテンションを調整する事が重要となります。

上手くラインテンションを掛けた状態となると海底に対してエギが斜めに45°位の角度にフォールします。

テンションフォールがよく使われる理由と気を付ける点をご紹介したいと思います。

【よく使われる理由】

  • アタリが取りやすい。
  • 潮の流れが分かりやすい。
  • エギの沈下スピードがおちるのでアピールする時間が長くなる。
  • 同じ棚が狙いやすいので高活性の際は手返し良く釣れる。

【気を付ける点】

  • ラインテンションを掛け過ぎるとエギが不自然な動きになる。
  • 潮によってテンションの調整の必要があるが初心者では難しい。

テンションフォールのやり方

引用元:フォトAC

まず、ラインをどのような状態にすべきかを考えた方が分かりやすいと思うのでラインの状態からご説明します。

ズバリ!

『張り過ぎず緩み過ぎず』です。

エギを送り込みながらこの『張り過ぎず緩み過ぎず』にするにはどのようなロッドの動かし方をしたら良いか?

ここが初心者の方には非常に難しい点となります。

キャストをしてエギを着底させます。

シャクリを入れてアピールをした後、糸ふけを素早く巻き取ります。

着底前に素早く巻き取るのが実は大きなポイントでもあります

その後、程よくラインテンションが掛かった状態で竿先をゆっくり水面に下げエギを送り込みます。

この時に横に揺れたりするとエギの動きが不自然になりますので竿先がブレないように気を付けるのがポイントとなります。

カーブフォールとの違い

テンションフォールと一括りにされている場合もありますが、筆者は似て非なる手法と捉えています。

テクニックの大きな違いは、ロッドの動かし方です。

シャクリを入れてアピールをした後、テンションフォールと同様素早く糸ふけを回収します

竿先は水面に対して平行にテンションを張ったままエギを送り込みます。

簡単に言いますとテンションフォールの竿先を水面に下げない手法となります。

ラインテンションが強めに掛かった状態になりますのでテンションフォールよりエギの沈下スピードが遅くなります。

スクロールできます
 テンションフォールカーブフォール
ラインのテンション張り過ぎずる緩みすぎずしっかりテンションを掛ける
アタリ分かりやすい非常に分かりやすい
エギの不自然な動き若干出る出やすい
エギの沈下スピード若干遅い遅い
アクション操作難しい簡単

テンションフォールではどんなアタリが出る?

テンションフォールは糸ふけを出さない様にしながらフォールをさせますので目視でアタリをとる事は有効ではありません。

ラインテンションを掛ける事によって竿先やラインの感触は伝わりやすくなりますので感覚で捉えるアタリの方が有効になります

テンションフォール中にスーッとラインが引っ張られるような竿先が引っ張られる感覚やポンっと弾かれて竿先が軽くなるような感触でアタリが出ます。

エギングにおいてアタリをとる事も難しいと言われておりますがテンションフォールによって感触でアタリが取りやすくなります。

テンションフォールは夜にも有効?

ナイトエギングはラインが見えにくいので目視で着底を把握する事もアタリをとる事も出来ません。

そうなると感触でアタリを取るしかありません。

ヘッドライトで照らして見たら良いなんてことは考えないでください。

アオリイカは非常に敏感ですのでヘッドライトで海面を照らすのはマナー違反です。

難しそうだから明るいうちだけすれば良いという声も聞こえてきそうですが実はテンションフォールを用いてナイトエギングを行うのは非常に効率が良いのです。

アオリイカの行動パターンは夕方の時間帯から浅瀬に入るベイトを捕食の為追いかけます。

朝方は明るくなる頃に再度浅瀬に入るベイトを捕食しますので前夜から浅瀬に居残りをする個体も多くいると考えられます。

捕食後のお昼間は深場へ移動します。

アオリイカが浅瀬にいるタイミングはアオリイカの活性が高い状態にあるという事です。

テンションフォールについては、活性の高い時に非常に有効なフォールアクションとなります。

活性が高い時は近くに複数の個体が存在する事がありますので同じ棚を狙いやすいテンションフォールが最も有効なフォールアクションとなります。

まとめ

エギングで最も重要なフォールアクションの基本の中の一つであるテンションフォールについて解説しました

要点をまとめます

エギングのテンションフォールとは?

 

・テンションを掛けながらフォールさせるフォールアクション

・エギの沈下スピードが落ちるのでアピール時間が長い

テンションフォールのやり方

・張り過ぎず緩め過ぎず

・素早く糸ふけを回収

カーブフォールとの違い

・アクションの動作の違いはロッドの竿先の動かし方の違い

・カーブフォールよりエギの動きが自然

テンションフォールでそんなアタリが出る?

・竿先やラインが引っ張られる感覚やポンっと弾かれて竿先が軽くなるような感触

テンションフォールは夜にも有効?

・目視でアタリをとる事は不可能

・むしろ夜の方が有効といえる

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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てとら
節約ブロガー
●節約アングラーのてとらです。人と魚に優しい釣りを続けて15年。「釣りを教えて!」と言われ10人以上に釣りを教えてきました。
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